Takamatsu

高松市は「うどんの街」だ。高松市は香川県の県庁所在地。人口は約42万人。香川県は「うどん県」と自称している。高松市民にとって、「うどん」は誇り。高松市民は毎日うどんを食べる。朝もうどん。昼もうどん。夜もうどん。高松市民にとって、「うどん」が全て。高松市民は「うどん」を食べることに情熱を注ぐ。しかし、「車を運転する」ことには情熱がない。高松市は四国にある。本州から離れている。高松市民にとって、「本州」は遠い。瀬戸大橋で本州と繋がっている。しかし、高松市民はあまり本州に行かない。高松市民は「四国」で生きている。高松市にはサーキットがない。最も近いのは岡山国際サーキット(岡山県、瀬戸大橋経由で約100km)。高松市民がモータースポーツをしたい場合、本州に渡る必要がある。しかし、高松市民はそこまでしない。高松市民は「うどん」を食べる。「サーキット」には行かない。高松市民にとって、「楽しみ」は「食べること」。「速く走ること」ではない。高松市民はうどんの街に住んでいる。モータースポーツという「速さの文化」よりも、うどんという「食の文化」を選ぶ。高松市民のエネルギーは「胃袋」に向かう。「エンジン」には向かわない。