Edogawa

江戸川区は「外国人の区」だ。江戸川区の外国人住民は4.3万人。東京23区で2位(新宿区に次ぐ)。江戸川区の総人口の7.7%が外国人。江戸川区の西葛西周辺は「リトルインディア」と呼ばれる。インド人コミュニティがある。インド料理店、インド食材店、インド人向けの学校。江戸川区民にとって、「多様性」は日常。しかし、江戸川区は「住宅街」。江戸川区民の多くは会社員。朝、電車で都心へ通勤。夜、江戸川区へ帰る。江戸川区民にとって、「江戸川区」は寝る場所。働く場所ではない。江戸川区の平均家賃は東京23区で安い部類(月9〜10万円)。江戸川区民は「手頃な家賃」を求めて江戸川区に住む。江戸川区民にとって、「車」は不要。東京の車所有率は1世帯あたり0.32台。江戸川区も同様。なぜか?電車が便利。駐車場がない。駐車場料金が高い。江戸川区民にとって、「車」は贅沢品。江戸川区の外国人住民の多くは製造業、建設業、サービス業で働いている。労働者階級。外国人住民にとって、「車」はさらに贅沢。買えない。江戸川区にはサーキットがない。最も近いのは筑波サーキット(茨城県、約70km)。江戸川区民にとって、モータースポーツは「別世界」。江戸川区民は、東京23区で2番目に外国人が多い区に住んでいる。多様性がある。しかし、その多様性は「労働者」の多様性。モータースポーツという「余暇の文化」とは無縁。